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2013-08-22

ル・コルビュジエと西洋美術館

 現在、東京・上野の国立西洋美術館では「ル・コルビュジエと20世紀美術」展が開催されています。
20世紀を代表する建築家であるコルビュジエですが、日本にも基本設計を手がけた建築があります。
それが、この展覧会を開催している西洋美術館の本館です。
国立西洋美術館は、JR上野駅・公園口から上野公園に入ってすぐ右手側にあります。
設計はコルビュジエが、施工は日本人建築家が行い、昭和34年(1959年)に開館しました。
華美な装飾もなく、直線的で無機質な輪郭を持つこの美術館は、素人目には非常にシンプルな構造であるかのように映ります。
しかし、あるいは細部に注目し、あるいは全体を把握すればするほど、至るところに多くの工夫が凝らされていることがわかります。
西洋美術館は、普段なら何気なく通り過ぎてしまうような静けさを持つ外観でありながら、「無限に成長する美術館」という動的な側面を内包しています。
ペーパークラフト『重要文化財 国立西洋美術館・本館』
A4サイズ
展開図:3枚/説明:1枚
もし西洋美術館を訪れる機会があれば、美術品だけでなく、建築にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

ペーパークラフト『国立西洋美術館・本館』では、そのエッセンスをわずかでも取り入れられないかと考え、吹き抜け屋根から差し込む光と19世紀ホールを再現しました。
ただ見るだけではなく、自分の手で作ることで、コルビュジエの建築をより楽しむことができるかと思います。




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